フォージングスライド（BBT×木栄）

【サイズ】
画像にてご確認ください。

【対象の鳥さん】
小型・中型の鳥さん
※大型の鳥さんにもお使いいただけますがすぐ破壊されると思われます。

【素材】
栂、杉、ステンレス

【内容】
・フォージングスライド＋ボルト
・ワッシャー×２
・蝶ナット1
・取付位置調節用輪っか×１（アクリル）
※画像のエサ入れや止まり木は付属品ではありません。

2015年頃に鳥さんがフォージング（採食行動）できるように
・フォージングボール
・フォージングスピン
・フォージングシェイク
を発案・製作・販売しました。（いずれもBGSで販売中）

一回のアクションで食べ物がゲットできて終わってしまうタイプではなく、何度も繰り返し使えるタイプを作りたいと試行錯誤してまいりました。

この度、木栄さんと繋がることができて、これらの理想が叶えられるタイプのフォージングトイに辿り着くことができました。
それが、「フォージングスライド」と「フォージングフラッピー（別ページ）」です。
どちらも、市販のエサ入れ（小さいタイプがオススメ）を活用できます。

『フォージングスライド』
一方のエサ入れ（A）に入っている物を食べるために板をえいっ！と押しやる（スライドさせる）と、もう一方のエサ入れ（B）にフタがされてしまう状態になります。（B）のエサ入れから食べるためには、またフタをスライドさせないと食べることができません。そうすると（A）の方にフタが…という風に繰り返し使えます。

発売記念お試し価格で販売いたします。
ぜひトライしていただき、感想や鳥さんがトライしている様子などの画像をお送りください！

【ご注意】
●木材なので破壊されることもあります！
ポッチ（ダボ）の部分は齧り取られやすいです。興味をそそるポッチ部分ですが、齧られたくない場合、ポッチ部分を下にして設置していただくことも可能です。
●齧って素材を呑み込んでいないか、十分に観察をお願いいたします。
●天然の木材を使用しているので、木材の色合いや柄はお選びいただけません。
●製品に多少のキズがある場合がございますが使用目的には影響はございません。交換・返金対応はできかねますことを予めご了承願います。
●節の位置によって、ネジをとりつける位置が中心ではない場合があります。
●一部欠けている部分がある場合もありますが、使用上影響はありません。

《鳥さんにお仕事を！》
野生の鳥さんは、一日の大半を餌を探すことに時間を費やしています。
一方、人と暮らす鳥さんは、上げ膳据え膳状態で、容易に食べ物を手に入れることができる環境にいます。フォージング（採食行動）を日常的に取り入れていただくことで、鳥さんの退屈な時間を減らすことができたらいいなと思っています。
●食事に時間をかけてもらいたい鳥さんに
●ダイエットが必要な鳥さんに、単に食餌量を減らすだけでなく、頭を使いながら食餌をゲットしてもらうために
●毛引き・自咬をしている鳥さんには、いかにしてご飯をゲットしようと思考する機会を与えて、自分の羽根や体を傷つけることから関心をそらすために
●発情を繰り返す鳥さんにも、頭の切り替えに
などなど、鳥さんのエンリッチメントのためにもお役立ていただけましたら幸いです。

《導入から実践までのステップ》
まずは、鳥さんに使い方を教えてあげる必要があります。
フォージングトイの存在を怖がる鳥さんに対しては、まずは見慣れてもらうところからスタートです。
この過程も鳥さんの思考の刺激になります。
ゆっくり、鳥さんのペースに合わせて、段階的に導入から実践まで進めていただけたらと思います。

《導入方法はさまざま》
(1)鳥さんが怖がらずにフォージングスライド・フラッピーに近づけるようになったら、
└放鳥時間中に遊びながら教えてあげる
└偶然から必然に変えていく。スライドの場合、たまたまエイッ！とクチバシがあたったら、下から大好きなものがでてきた！という偶然を「なるほど！こうすればいいのか！」という風に必然に変えていきます。
（2）放鳥時間中にできるようになったら、ケージの中に設置してみます。
※主食は別のエサ入れに入れるようにお願いします。
確実にフォージングスライド／フラッピーを使いこなせるようになったら、別のエサ入れに入れている食餌全体量を調整していくようにします。
※導入方法については、解説書を同梱させていただきます。

《フォージングとは？》
「フォージング」とは「餌探し行動」のことを言います。
野生の鳥たちは、家庭で暮らす鳥たちとは違って、自力でエサを見つけなければなりません。
飛んだり、齧ったり、つついたり、鳥たちはエサをみつけるために、一日の内の多くの時間を使っています。
◎例えば熱帯に生息する鳥たちは、12時間ほどを睡眠に費やして、活動をしている残りの12時間の内のおよそ8時間をこのフォージング活動、つまりエサ探しや食事に費やしていると言われています。
これ以外の時間は、寝床からの移動や群れの鳥たちとの交流、羽のお手入れに費やしています。
本来、生活時間の約67%をエサ探し行動に費やしていることを考えると、ケージ内で常に同じ場所にあるエサを食べるだけという生活は非常に退屈なものとなります。
退屈な時間が続くと刺激が不足し毛引きをしたり、考えることや動くことをしないと肥満になりやすくなります。
フォージングトイは一見、普通のおもちゃに見えてしまいますが、実は鳥にとって本来の習性を行わせる重要な役割を果たしてくれるのです。

そこで、ご家庭でも飼い主さんの知恵を絞っていただき、フォージングを取り入れていただけたら、鳥さんの知的好奇心を刺激し、餌を探して得られる喜びを演出してあげられるのではないかと思います。

《フォージングを始める前に知っておいていただきたいこと》
・フォージングにも、初級から上級までのレベルがあります。初めてチャレンジされる方はいきなり難易度を上げ過ぎないようにご注意願います。鳥さんも戸惑ってしまいます。
・全く興味を示さない！というパターンも十分考えられます。鳥さんにとっては、遊び方を知らない場合もありますので、導入される際は簡単なことから、そして遊び方を教えてあげる必要があります。
・フォージングを導入する際は、常に観察をお忘れなく。以下の場合はフォージングの導入やご利用はお控えください。
　①体調の悪い鳥さん
　②食欲のない鳥さん　　
　③平均体重を下回っている鳥さん
※十分に観察をしていただきながら、飼い主さんの責任の下ご活用ください。